あとで読み返すためのお父さん日記

色々忘れちゃうので残してます。

あと何回会えるだろう

先日ポコが亡くなってしまった。

最近食べた物をよくもどしていて、かかりつけの獣医さんに見てもらっていたが、食道炎だろうということで薬をもらって治療をしていた。

精密検査をするには全身麻酔をして内視鏡検査などをする必要があるとのことだが、ポコはもう13歳で高齢で体に負担になるため、それはしたくないということで、全身麻酔が必要な検査は行っていなかった。

しばらくそれで落ち着いていたのだが、先週の月曜日にまたもどしていたので、病院に母が連れて行き、食道炎だろうということでその日は薬をもらって帰宅。ところが水曜日には食べ物を一切食べることができなくなり、担当の先生がいる木曜日に再度病院へ。

レントゲンの結果、肺に大きな腫瘍ができているとのこと、胸水もだいぶたまっているみたいだった。

金曜日の夜に実家に帰って様子を見てみるとぐったりしていてほとんど歩くことができない。次の日の土曜日も一日実家にいて様子を見ていたが様子は変わらず、胸水で苦しいのか息がひどかった。
土曜日の深夜に様子を見に行くと両親の寝室に一人で移動して休んでいたが、ますます呼吸がひどくなっている。私のことはなんとか誰だかわかるようで、近づくと顔をあげてくれた。

日曜日の朝、もっと具合が悪くなっていて家族全員がポコの最期を覚悟。

妹は泣きながら仕事に行き、(最後の苦しんだ姿を見なくてよかったと思っている)11時に獣医さんの往診を受けている最中に亡くなった。

火葬の後の骨を見たところ、全身にリンパ肉腫が転移していたようで、最後までよく頑張ってくれたと思う。

木曜日に母から連絡を受け、わずか3日でなくなってしまった。あまりの短さに、しばらくそれを受け入れることができなかった。

猫のこととはいえ、もう少しポコのために何か出来たのではなかっただろうか?
昨年あたりから徐々に体の調子が悪かったので、獣医さんに一緒に行ってやるなどできなかったのだろうか?

と自分を責めてしまう。

もしこれが、父親や母親だったら?「もっとしてあげることがなかったのだろうか?」と自分を責めるのではないかと思う。

最近は1ヵ月に1回くらい実家に帰るようにしているが、それでも1年間で12回。

あと10年無事に両親が過ごしてくれたとしても120回。

近くに住んでいるので、1ヵ月に1回は会いに行くことができるが、遠方に住んでいる人はそうないかないと思う。

自分は恵まれた状況にいるのだから、親ときちんと対話をし、両親が逝ってしまうその日にむかって準備して行きたいと思った。