英語を再勉強する前に肝に銘じておきたいこと
外資系企業に入社したのが、いまから約10年前。
その頃から地道に英語を勉強し、いまではやっと英語の会議にも出席し、自分の担当範囲であれば意見を述べられるくらいになってきました。
英語の勉強法については、秀逸な記事が沢山あるので、そちらを参考にしていただきたいのですが、10年間を振り返って、自分なりの心構えのような事をまとめてみました。
1.近道や裏技は存在しない
よく、聞き流すだけで身に付く(石○遼君で有名なス○ードラーニング)
とか、
寝ているだけで身に付く勉強法、なんて商品がある訳ですが、
残念ながら、、、
英語勉強法に裏技は存在しません。
今までは自分の勉強方が間違っていたんだ、きっと素晴らしい勉強法があるはず。
という願いもあるかもしれませんが。
・・・・ないんです。本当に。
英語の勉強には、大量の良質なインプットとアウトプットが必要なだけです。
つまり時間との戦いということになってきます。
英語を勉強するんだと思った時点で、自分の人生の時間のいくらかを英語のために取り分ける決意をする必要があるということですね。
2.最大の敵は飽きることと時間の確保
これは1の続きなのですが、大量のインプットをアウトプットを行う中で、人間は”飽きて”しまうわけです。
- 今の勉強法に飽きる
- 英語力が身につく前に、英語の勉強をやめてしまう。
- またなにかのきっけかで新しい勉強法を試す。
- やっぱり飽きて、またやめる。
この繰り返しになり、どこかに理想的な勉強法(裏技)があるんじゃないかと、探し続けてしまいます。
ですからどうすれば、”飽きる”ということを乗り越えるのか、そして時間をどう確保していくかということが重要になってきます。
3.英語を学習する事に価値があるかどうかはその人次第
英語が話せるようになることが、本当に価値のある事なのか?という事です。
- 将来も日本国内で十分やっていける仕事についている。
- 英語が話せる人を自分の代わりに雇ってしまえば済む。
という状況の人は無理して英語を身につけても時間の無駄かもしれません。
英語くらい話せないと、という気持ちで勉強しても、結局価値がなかったり、そもそもそれくらいの気持ちでは、すぐに飽きてしまうのではないでしょうか。
4.ゴールから逆算する
自分の望む英語力を具体的に設定したほうがいいという事です。
ネイティブ級に、というのはずっと日本国内で育ってきた人には無理な話というものです。
例えば
一人で海外出張にいって現地の人と契約締結などの交渉ができる能力
というように具体的に設定するすれば、ビジネス英語から始めればいいことがわかります。
会議のはじめ方、議事録の取り方、契約書でよく使われる英語、という分野に焦点を絞ることができます。
なんとなく日常会話。という目標だと、自己紹介や、趣味の話について英会話学校に通えば話せるようになれるかもしれませんが、それが本当に自分の望む英語がしゃべれる姿でしょうか?
ですからゴールから設定して、逆算して勉強方法を組み立てていった方がいいのではないでしょうか。
英語勉強をはじめようとする前にまずは、動機をじっくり考えた方がいいかもしれませんね。
また、最初に紹介した英語の勉強方の中で一番参考になったのはこちらです。
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法 ベレ出版 2005-10 売り上げランキング : 1688 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実は私もこの本を購入し、紹介されている勉強法を取り入れて毎朝勉強しています。
実際のTOEICのスコアと詳細な勉強時間の記録で、非常に効果のある勉強法であることが証明されていると思います。
英語の勉強は効果がなかなか実感できず、すぐに挫折してしまいそうになりますが、これからも続けていきたいと思います。