あとで読み返すためのお父さん日記

色々忘れちゃうので残してます。

宮本輝 錦繍

友人から借りていた宮本輝の「錦繍」を読み終わりました。

全て手紙のみで作られている小説です。

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」

この見出しから始まり、1行読んだだけで内容に引き込まれて行きました。

Facebook, Line 全盛時代にこのような手紙のやり取りはもう存在しないのかもしれませんが、この二人の人生にどんな出来事がおきたのか、先にが気になり一気に読み終わりました。

日本語も美しく、270ページと短い小説ですが、読み終わった後の満足感が高かったです。