あとで読み返すためのお父さん日記

色々忘れちゃうので残してます。

幸福優位 7つの法則 ショーン エイカー

幸福優位7つの法則 シェーン・エイカー


TEDのプレゼンテーションを見ていて、原作を読みたくなった本がこちら。

著者はハーバード大学ポジティブ心理学を研究し、ビジネスの場にもそれを適用するプログラムを教えています。

ポジティブ心理学を簡単に言うと、「成功したから幸福になれる」のではなくて、「幸福だから成功する」というもの。

たいていの場合、ある成功を収めたとしても、それによる幸福感は長続きしない、勉強にしても、スポーツにしても、幸福が成功の先にあるとしたら、ある成功を収めたら、次の成功、またその次の成功を追い求め続けないと、幸福になれないことになる。

しかし、長年の研究によると、幸福な人ほど、成功することがわかってきた。ではどうすれば幸福優位な状態になれるのか。

詳しいことは本書を参照ですが、その前にTEDのプレゼンを見ておくと理解の助けになります。

TEDの動画はこちら


幸福優位になるための、7つの習慣のサマリーはこんな感じです。

法則1 ハピネス アドバンテージ

 幸せとは、「自分の可能性を追求して努力するときに感じる喜び」である

 日々の習慣を変えることで幸福の平均値をあげることはできる

  • 瞑想する
  • 何かを楽しみにする
  • 意識的に人に親切にする
  • ポジティブな感情が生じやすい環境をつくる
  • 運動する
  • 経験のために、他の人のためにお金を使う
  • 固有の強みを発揮する

法則2 心のレバレッジ

  何かに挑戦するときに一番大切なことは、世界が固定したものだと考えるのをやめることだ、実際には、現実というのは相対的なものにすぎない。あるテストでは75歳の老人が生物学的な時計を戻したのを見てきた。また、適切な言葉や信じることがテストの結果を良くすることもしった。さらに、誰もが単なる、「勤め」だと思っている仕事に、天職を見出す人がうることも見てきた。しかしこれらは、私達を取り巻く客観的な世界が、「マインドセット」にどれほど影響されるかも示す、ごく一部の例にすぎない。


法則3 テトリス効果

  テトリスをずっとやっていると、どこを見てもテトリスのブロックに見えてくる。税理士は常に税金の計算のミスを常に探しているため、職場や家庭の人間関係にも影響を与える。常にネガティブなことばかりに目がいくようになる。

 この法則を逆手に取り、常にポジティブな面に目を向けるように努力をする。今日1日にあった3つの良いことを振り返る。

法則4 再起力

  准教授たちは、教授になってから終身地位を獲得できなかったらさぞ惨めだろうと考えているが、実際にそうなった教授たちはさほどの不幸を感じない。

  ひどい結果を予想することによる恐怖は常に、結果そのものよりも悪いからだ。大きな失望に囚われた時には、必ず上方へ向かう第三の道があるのだということを思い出そう。ただその道を見つけさえすればいい。成功とは一度も失敗しないことではない、転んでも転んでも立ち上がること。

法則5 ゾロ・サークル

  自分がコントロール出来てるんだと自覚すること。どのくらいコントロールできると思っているかにが、幸福感に関係する。
  足の踏み場もないほどの汚い部屋、山のような未読メールを見ると、どこから手をつけていいのかわからなくなり、何も行動できなくなってしまう。まずは、自分でコントロールできる場所を少なくてもいいから見つける。
  汚部屋であれば、小さな机の一角。メールであれば、過去のメールではなく、これからくるメール。とにかく自分でコントロールできたと思えるところを増やしていく。
  小さな成功が積み重なれば、大きな成果につながる。まず砂の上に小さなサークルを書くことから始める。
  
法則6 二〇秒ルール
 意志力は有限である。おやつを目の前に与えられて、ある時間ずっと待たされたグループと、自由に食べていいグループに、決して解けないパズルを出題したところ、待たされたグループのほうが早くパズルを投げ出してしまった。おやつを食べるのを我慢することで意志力をすり減らしてしまったからだ。
 同じように、私達は毎日の仕事で意志力をすり減らしてしまっているので、ある習慣(運動、読書、勉強)を身につけようとするときに、それを始めるのにいちいち時間や、手間がかかる状態の場合、磨り減った意志力では、それを行う事ができない。

 手間を減らすことができれば、新しい習慣を身につけるのがぐっと成功する。たとえばギターの練習、ギターケースに閉まっていて取り出すのに20秒かかっていたらダメ。ギターをスタンドに立てて、リビングの真ん中において、瞬時に手にすることができるようにする。この20秒減らすことができるかどうかで、大きく成果が変わる。

 早朝のランニングであればトレーニングウェアを来たまま寝る。ランニングソックを履いて寝る。とにかく手間を20秒減らすことを考える。

法則7 ソーシャルへの投資
 豊かな人間関係が、幸福や仕事の成功に影響を与える。