書評
東京メトロ駅構内でっかい広告の掲示も始まりましたね。 六本木駅の広告 マット・デイモン主演の映画としては久しぶりな気がします。 日本語タイトルだとオデッセイですが、英語のタイトルは”The Martian” (邦題:火星の人) 同じタイトルの小説もあって、…
キルギスの誘拐結婚の取材で有名な林典子さんによる著作です。フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳彼女自身が報道写真家としてのキャリアをスタートすることになったガンビアから始まり、リベリア、カンボジア、パキスタン、日本そしてキルギスと、取材先は…
ムック本 レンズの時間 (玄光社MOOK) を読んで以来、マニュアルフォーカスフィルムコンパクトカメラが気になって仕方がありません。特にレンジファインダーのコンパクトカメラ。これを読むまでほとんど知りませんでしたが、1960から70年代にかけてものすごい…
[書評] 印象派で「近代」を読む モネ展の前に読むと役立つ本 印象派で「近代」を読む12月13日まで東京都美術館で開催中のモネ展に行ってきました。モネというと「印象派の人だよねー」という事くらいしか知りません。もともとダリの「記憶の固執」や、マグリ…
奥野 宣之さんの著作「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んでアナログでメモを付けてます。Evernoteも使ってるんですが、そっちはWebのスクラップブック的に使ってます。使っているノートのサイズは色々試行錯誤したんですがA5サイズに落ちつきました。…
自分流 町歩き写真の方法著者の丹野さんは似たようなテーマで何冊かスナップ写真の本を書いています。本書はエッセイ付き作例集というような構成になっていて、スナップ写真のテクニックの話というよりは、どういう感覚で町をスナップに収めていけばいいか、…
この本はいろんなところで書評がかかれているので、各章のまとめだけ。プロローグ 歴史は、異なるひとびとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとの置かれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。1章 各大陸…
幸福優位7つの法則 シェーン・エイカー TEDのプレゼンテーションを見ていて、原作を読みたくなった本がこちら。著者はハーバード大学でポジティブ心理学を研究し、ビジネスの場にもそれを適用するプログラムを教えています。ポジティブ心理学を簡単に言うと…
ゼロの迎撃 安生 正前作に続いて2作目。北朝鮮と中国連合軍による日本侵攻。表向きは反乱分子による独断行動なので、攻撃国を特定できずアメリカによる支援を期待できない。市街戦なので一般市民を巻き込むため大規模作戦に出ることができずに、犠牲者だけ…
生存者ゼロ 安生 正第11回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品 生存者ゼロ一言でいえば、前半、中盤は素晴らしい。あらすじ北海道の根室半島沖に浮かぶ石油基地で、職員全員が死亡している事件が発生。テロではなく、何らかの病原菌やウイルスに感染し…
戦雲の夢 司馬遼太郎 土佐の英雄長宗我部元親の息子。盛親の生涯を描いた小説。盛親の幼名は千熊丸。一緒に育った弥次兵衛(幼名筑紫坊)と京の町を歩いているところから話は始まる。「弥次兵衛」盛親は坂を下りながら、・・・すこし、はしゃぎ気味の若い声を…
天の方舟 服部 真澄 いかに日本のODAが汚職まみれなのかを描いたフィクション。あくまでフィクションではあるんですが、主人公の黒谷 七波が一緒に働く相手はとにかく金まみれ。ゼネコン、JAICA職員、政治家。登場する全員がズブズブに金にまみれて、賄賂、…
マスカレード・ホテル 東野圭吾 主人公はホテルのフロント業務を行う山岸尚子と連続殺人犯を追う警視庁の若い刑事新田浩介。 3つの連続殺人事件の現場にのこされた証拠は尚子の勤めるホテル・コルテシア東京で次の殺人が起きることを予告している。 新田と他…
クワイ河収容所 アーネスト・ゴードンクワイ河収容所、第2次世界大戦中の捕虜収容所で、著者アーネストゴードンが実際に体験した事を元に書かれた本です。この本を知ったきっかけは、たまたまGyaoで無料で放送していた映画をみたこと。その映画の原作がこの…
Takes and Mistakes ケイト エルウッド 日本人と結婚し、二人の娘さんを日本で子育てされたKate Elwoodさんのエッセイ「Takes and Mistakes」 タイトルの通りKateさんが留学生として日本で暮らし始めた頃からの、失敗談(Mistakes)と、そこからの教訓(Takes)…
不動産投資の勉強のためにBookoffで買った本 参考にはなるけど、この人と同じような状況に自分がなるのはかなり難しいかと。 サラリーマンの人はほとんど無理じゃないかな?物件の修繕のために週末をすべて使う、とか、日頃から草むしりの合間に入居者とコミ…
本日のR25のコラムは石田衣良。彼のコラムはいつも共感できるが今日は特に!以下R25の、空は、今日も、青いか?より自己啓発本の多くには、致命的な欠点があるとぼくは思う。こたえがカンタンすぎて、ハッキリしすぎていることだ。明日からすぐにできそうな…
そうかこれが石田衣良を有名にした本なのか。R25のコラムのタイトルにもなっている「今日も空は青いか?」もこの本に出てくる。簡単に読める文章なのに、テーマは重い。コラムと同じ文の感じだね。なんとなく誇張された世界が描かれている気がするけれど、で…
結構前に読んだ本。さらっと読む事が出来たと思う。面白かったと思うけど全然ストーリーを思い出せいなぁ。 語り口が軽いんだよね。その辺は石田衣良に似てるかも。あ、彼の本はまだ数冊しか読んでないけど。R25のコラムで親しんでます。そうそうブログ書…
まだ読み途中だけど。ロバート キヨサキの5冊目の本。 やっぱり彼の本を読んでいるとメンタル面で、頑張ろうという気持になる。本文より。「その通りだ。どうやったらより多くの人にサービスを提供できるか―もっと金儲けがしたいと思った時に、考えなきゃい…
はじめて通読しきった洋書。The Joy Luck ClubAmy Tan Vintage 1991-06-24売り上げランキング : 9457Amazonで詳しく見る by G-Tools内容は半分くらいしか把握できなかったけれど、第2次世界大戦中くらいにアメリカに渡った中国人の母とその娘たちの話。母親…
刑事コロンボでは視聴者は全くの傍観者である。殺人のトリックは全て知っている。知っていてコロンボがどのように解き明かすか?に引き込まれる。謎を解くのではなく、完璧に思えるトリックをとう崩していくかが鍵。 容疑者Xの献身 容疑者Xの献身も、読み進…
★★★★★ずっと前に買って読んでいなかったのを、本棚から引っ張り出して読んでみる、 エミリーに当てたハリーの手紙はどれも、「そーだよねぇー」と思うものばかり。こういう教訓話っぽいものは、本来押し付けがましいのだけど、孫にあてた手紙の形なのでそう…
蝉しぐれ (文春文庫)藤沢 周平 文藝春秋 1991-07売り上げランキング : 16467Amazonで詳しく見る by G-Tools ★★★★★オススメ度: 5 初めて読んだ藤沢周平の作品です。実は映画の原作ということで読んでみる気になったのですが。 一気に読んでしまいました。藩の…
最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙 重松 清 ★★★★★+★最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙 (講談社文庫)重松 清 渡辺 考 講談社 2007-07-14売り上げランキング : 95742Amazonで詳しく見る by G-Tools 太平洋戦中に日…
機長からアナウンス 新潮文庫 内田 幹樹 ★★★★機長からアナウンス (新潮文庫)内田 幹樹 新潮社 2004-07-31売り上げランキング : 18549Amazonで詳しく見る by G-Tools 本職のパイロットが書いたエッセイ集。会社はどうもANAっぽい。 普段知ることのできない飛…
猛スピードで母は 文春文庫 長嶋 有 ★★★★猛スピードで母は (文春文庫)長嶋 有 文藝春秋 2005-02売り上げランキング : 33067Amazonで詳しく見る by G-Tools 第126回芥川賞受賞作品日常の1コマを切り取ったかのような小説。映画で言えば、スモーク(95年 米 ハ…
西の魔女が死んだ 新潮文庫 梨木 香歩 ★★★★★西の魔女が死んだ (新潮文庫)梨木 香歩 新潮社 2001-08-01売り上げランキング : 801Amazonで詳しく見る by G-Tools 新潮文庫WEB読者アンケートで第1位になった本。帯にそれが書いてあったのが読んだきっかけなのだ…
★★★臨場 (光文社文庫)横山 秀夫 光文社 2007-09-06売り上げランキング : 8067Amazonで詳しく見る by G-Tools 横山秀夫お得意の県警シリーズ、これは検視官編。感動できるお話もあるのだけど、話が検視官だけに殺人、自殺、が話の中心なんで、仕事の疲れがた…
★★★★プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))P・F. ドラッカー Peter F. Drucker ダイヤモンド社 2000-07売り上げランキング : 680Amazonで詳しく見る by G-Tools「プロフェッショナルの条件」なんて…