クワイ河収容所 人間の限界を超えて見えてくるもの
大抵読み終わった本は、書評をブログに書いたり、読後メモを残して後は、すぐに売ってしまったり、捨ててしまったりします。
そんな中でも後で読み返そうと思った本は手元に残しておくことにしています。
これはその1つ。
この本は一度読んだ後に、ズーンと来るものがあり、手放すことができなった本。
一番最初に読んだときは、2004年ですが、ずっと手元にとっておいて奥さんにも勧めて読んでもらいました。
その後家族にも勧めました。そんな本です。
クワイ河収容所
この本は、実話です。第2次世界大戦中の捕虜収容所で、著者アーネストゴードンが実際に体験した事を元に書かれています。
捕虜収容所といった極限状態では、誰もが自分1人生き残る事を考えるかもしれません。
わずかに配給される食料さえ奪いあう状況は人間の尊厳を奪われ動物以下のような生活だったと著者は振り返っています。
その生活の中で、囚人達の生活を変えたのは一冊の聖書です。
聖書の教えを取り入れ囚人達の生活は変わって行きます。映画のストーリーのような話ですが、実話です。
そして日本軍が捕虜に対して行った残虐行為も正確に描写されています。戦争という状況が日本人をここまで変えてしまった事には衝撃を受けます。
映画化もされています。もともとこの本を知ったのは映画を先に見たからでした。
http://www.wlpm.or.jp/life_st/title/end_wars/index.htm
クワイ河収容所の奇蹟 To END ALL WARS
戦争の記録ですが、生きる目的のようなものについても教えてくれる本でした。