年齢ビジネス本をはじめて読んでみました
○歳からの教科書
とか
○歳までにやっておきたい50の事
なんて本が最近気になるようになって来ました。
今年で35歳になりますが、この『四捨五入すると40歳』という歳が近づいてきたからかもしれません。
○歳 という単語を本のタイトルにつけるのはどうやらビジネス本の定番らしくざっと探してみただけでもかなり見つかります。
- 20歳のときに知っておきたかったこと
- 25歳からのコツ
- 28歳からのリアル
- 35歳の教科書
- 35歳からのリアル
- 35歳までに読むキャリア
- 35歳までに必ずやるべきこと
- 40歳からの仕事術
- 40歳からのモテル技術
- 40歳の教科書
- 40歳から伸びる人の習慣
とこんな感じ。まだまだ見つかりそうです。
特定の年齢にならないと役に立たない勉強法というのはちょっとおかしいなぁ、と思ってこの手の『年齢本』は敬遠していたのですが、ついに一冊読んでしまいました。
その一冊とは『40歳からの仕事術』 山本真司著 です。
読んでしまったのは、この本の紹介が
40代のビジネスパーソンの多くは、自らのスキル向上に対して焦燥感を募らせながらも、十分な学習時間を確保できないでいる。そんな世代に、「MBAの資格を求めなくとも自己変革は可能だ」と呼びかける書。
となっていて、いまさらMBAっていうのもなぁ、と思っている自分の境遇と重なってしまったからかもしれません。
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肝心の中身ですが、40歳からの・・・・というより、80年代に日本の大企業に入社して中間管理職になっている人を応援するための本、になっていると思いました。
この本をいまの20代の人が読んでもいまいちピンとこない感じです。
まさに、いまの40代のために書かれた本。なので、特定の歳にこそあてはまる内容というのもあるんだなぁ、と意識が改まりました。
ただ、この本の著者は長年戦略系コンサルとして働いてきた方なので、年齢に関係なく学べる点も含まれています。
大きく分けるとこの本は
- 思考法
- 分析手法
- コミュニケーション技術
- 時間管理法
- 人間関係構築術
の5つで構成されています。なるほどと納得できる点もあるので、この手の年齢本を毛嫌いして読んでこなかった人などは一度読んでみるといいのではないでしょうか?
一部内容を紹介しますと
時間管理法
時間管理十訓
- スケジュール帳は計画書。1日に数回は眺める
- 常に2週間先まで視野に入れておく
- 作業工程の読みは想像力
- 自分ひとりの時間でも来客・会議と同様にアポを取る
- 完全に邪魔が入らないでひとりになれる場所を探す
- 原則8〜19時にしか仕事をしない。土日のどちらかは完全休養する
- 考える前に材料を頭に放り込んでおく。寝る前が有効
- できれば昼食のために外出しない。その分早く帰る方が得
- 細切れの時間は黄金の時間。仕事は15分単位で切り刻む
- 集中と弛緩のバランスを重視。締めっぱなしも緩みっぱなしもダメ
とか
人間関係構築術
①いつでも相手には強い好奇心を抱く
②相手からも何かを学ぶ姿勢を忘れない
③学んだことを一ひねりして自分ならではの付加価値を考えるという3つを心がけると、自然と相手に敬意を払うようになる。
といった内容です。
すでに実践している内容もありますが、参考にできるところもありました。
またこの手の本には珍しく小説形式で、新書で、感嘆に読めるのもお勧めできる理由の1つです。