あとで読み返すためのお父さん日記

色々忘れちゃうので残してます。

パッチワーク・プラネット

R25のブックレビューで「結婚のアマチュア」が紹介されてアンタイラーの存在を知りました。

「パッチワーク・プラネット」は、アン・タイラーの本で三冊目に読んだ本です。

日本ではあまり有名ではないらしく、すでに絶版になっている著作もあるみたいです。

ごくごく平凡な人の人生を、アン・タイラーは描きます。

そのせいでアンの本を読んでいると他の人の人生の擬似体験ができるような気がします。


それで、この本のあらすじこんな感じ。

  • 30代バツイチ、職業は老人向けの何でも屋というさえない男バーナビーの物語。
  • 列車の中で突然であったソフィアと新しい恋を始める。周囲の人への気配りもできる、ソフィアのことはバーナビーの家族も気に入り、もう一度の結婚も考え始める。
  • だが、その恋もラストシーンではバーナビーの方から終わらせるかもしれない様子を見せはじめる。

と、ハッピーエンドでも、悲しい結末でもないところで突然に終わってしまいます。


アンの本は読んでいると、後々まで残る台詞が出てくるのですが、今回のそれはこちら。

僕はだんだん、ふさわしい相手と結婚したかどうかなんて関係ないのかもしれないと思いはじめていた。結局、いっしょにいる相手といっしょにいるのだ。彼女と結婚するという契約にサインし、半世紀を彼女と過ごし、彼女を自分のことのように、あるいはそれ以上によく知るようになる。そうやって彼女は、自分にふさわしい人に「なる」のだ。あるいはかけがえのない人にと言ったほうが正解かもしれない。そういうことをもっと早く誰かに教えてもらいたかったと思った。


たしかにそうかも知れませんね。結婚2年目の私達なんて、まだまだひよっこです。


最初に読んだ「結婚のアマチュア」も、とても良い本です。


結婚前にお互い同士が読んで意見交換するのもいいかも。