モノクロフィルムのセルフ現像に必要な機材と入手先 2017年版
東京オルタナ写真部のワークショップに参加して以来、フィルムの現像もセルフでやることに決めました。
フィルム現像代の節約というわけではありません。
フィルム現像の段階でコントロールできる幅のほうが、暗室で印画紙に焼く段階でできるる幅よりも広いからですね。
ところがいざ現像を始めようとすると、必要な機材が思いのほか多く、色々迷ったので、最新の情報をまとめておこうと思います。
すべて2017年現在で普通に購入可能なもののみを紹介しています。
必要な機材は大きく分けると準備、現像、乾燥の3種類です。
実際の機材の情報はこちら。
1.準備
撮影が終わるとフィルムがパトローネの中に格納されている状態なので、フィルムを引っ張り出すのに専用の機材が必要です。
これがないと始まらないですね。LPLのタンクにも色々あるのですが、フィルムを巻きつけるリールが使いやすいので、初心者はこのプラスチックのタンクが使いやすいと思います。
金属製じゃないとダメだ!なんて人もいますが、、、。結果を比較したわけではないので気にしません(笑)
タンクのサイズも35mmとブローニーフィルムの両方に対応可能なサイズがいいと思います。またリール2個付きの商品のほうが、35mmフィルムなら一度に2本現像出来ます。
LPLのダークバッグもありますが、ETSUMIのほうが安いです。半額くらい?
サイズはMサイズもありますが、バッグの中で現像タンクを扱うのに十分なサイズが必要なので、Lサイズがおすすめです。
2.現像
肝心の薬品類、現像液、定着液は全て SilverrSalt で購入しました。(停止液はただの水です)
実際に購入した現像液はアドックス FX-39現像液 500ml、定着液はAdox Adofix Plus 500ml です。(現在在庫切れ、、入荷を待ちましょう)
100円ショップのもので代用可ですが、現像に温度は重要な要素なので、できるだけ正確なもの、ということでこちらを購入しました。
計量カップ
これは近所の100円ショップで購入、1リットルくらいまではかれるものを3つ。現像液、定着液を計量できる200mlくらいのメスシリンダーを1つ購入しました。
これも正直100円ショップの泡立器でいいと思うんですが、料理用と間違えないように専用のものを購入。
3.乾燥
フック
フィルムを吊るして乾燥させるために必要です。専用のものがありますが100円ショップのS字フックでまったく問題ないと思います。
ただしフィルムの長さが大人の身長くらいあるので、高いところに取付可能なものにしましょう。
フィルムについた水滴を拭き取るためのものですが、なんとフィルム専用があります。選択肢はこれ一択しかありません。100円ショップで似たものがあるかもしれませんが、品質の差があるかもしれませんので、まずは専用を買ってみました。
以上の機材をそろえたら、いよいよ現像です!!