LAB-BOXでモノクロフィルムの現像に再再挑戦
前回の現像でもやはり失敗してしまったLAB-BOXでの現像。
再再挑戦して今度こそうまく行くかどうかを確認します!
使用フィルムははLomographyのISO100のモノクロフィルム、Earl Grey 100。
カメラは手軽さを優先して、Canon Autoboy MINI Tでサクサクっと撮影。
風がむっちゃ強い日での桜吹雪を収めてきました。
で、結果からいうとまぁまぁ成功です。100%の満足度ではありませんが、70点くらいでしょうか?
今回はどこに気を使って現像したというと、LAB-BOXのフィルム巻き取りにかなり神経を使いました。この透明なフィルムガイドが微妙に整えたのがお分かりでしょうか?
右側がきれいに整えたものです。わずかなずれも微調整
このあとさらに慎重に巻き取りをすすめて、両方の溝にフィルムの先端がきれいに収まるようにしました。
普通に巻き取りを進めていくと、したの左側の写真で写っているレールの最初部分にうまくフィルムが入っていかず、ひとまわり大きなレールに入って行ってしまい、左右が同じリールに入っていないためちょっと浮いちゃってました。
これが前回の失敗につながったのではないかと思います。
そこをハサミの先端でちょちょっとと押してやってぴったりハマるようにします。
こうやって慎重に巻き取って現像した結果前回のような曇りは発生しませんでした。
以下がスキャン結果です。
フィルムの下側に注目すると、何枚か現像ムラのようなものが確認できます。とはいっても画面下側だし普通にトリミングする部分だと思いますので、許容範囲かと思います。
これで合計3回LAB-BOXを使って感じたメリットデメリットはこちら。
メリット
- ダークバッグがいらない
- 最初の調節さえしっかりやればフィルム巻き取りの個人差が出ない
デメリット
- うまくフィルムが巻き取れているかどうか、現像が終了しないとわからない
- 通常の現像タンクを使って上手く現像できた場合のクオリティには及ばない。
結局は最後のポイントを受け入れることができるかどうかだと思います。クオリティに妥協したくなければ、LAB-BOXは使わないほうがいいでしょう。
多少の慣れは必要ですが、従来通りの現像タンクのほうがクオリティは安定すると思います。人間の手の感覚を直接使って、フィルムを巻き取っていく方法のほうが確実ということになりそうです。
ただし、毎日のスナップをそこそこのクオリティで現像して、フィルムのスキャンもiPhoneでいいよ、という場合にはLAB-BOXを選択肢になってくるのかなと思いました。
あと35mmフィルムだとフィルムガイドのカーブがちょっときつくて、フィルムレールに曲がって入ってしまうのかもしれませんね。
もしかしたらブローニーフィルムのほうがうまくいくのかもしれません。
次回はブローニーフィルムで挑戦です。