30年前に盛大に期限切れしたILFORD FP4 (モノクロフィルム) を試す
期限切れフィルムが流行っているようですが、自分もだいぶ前に購入してほったらかしておいたやつで試してみました。
消費期限は1991年11月なので、だいたい30年くらい前に作られた中判フィルムですね。自分はまだ中学生のとき。そのときは中判フィルムなんて存在すら知りませんでしたが。
フィルムはILFORD FP4 中の包み紙がポップですね。
撮影に使用したのはPentax 645です。どんな結果になるかもわからないので、AFで軽快に撮れるカメラということで。
早速ですが結果です。現像液はADOXのロジナールを使いました。
何ということでしょう!!
単なる画像加工では出せないような味が出ているではないですか!!
普通に雲を撮ったはずなのにすごいことになっちゃってます。
菜の花の後ボケもなんと描写したらいいのやら。
真ん中のあたりでかつピントもあっているとちゃんとシャープに解像しているのがまた面白いですね。
自分で言うのもなんですが1枚目の東京電力の施設を撮った写真はまるでサラ・ムーンの写真のような雰囲気になっています。
30年前のフィルム。まともに映るかというと、そうとは言えませんがこれは被写体をちゃんと考えて移せばかなりいい感じ雰囲気の写真になりそうです。
工場地帯ちとか、新宿・渋谷の人混みを撮るとハマる気がします。同じILFORDのフィルムがあと2本あるのでまた試してみます。