LAB-BOX 現像タンク レビュー最終回 ブローニーフィルム編
これで3回目のLAB-BOXですがついに最終回です。誰も待っていないと思いますがついに結論が出ますよ!
結果から先に載せちゃいます。こちらをご覧ください。ブローニーフィルムを使うLomo LC-A 120で撮影したものをスキャンした結果です。
おお、予想以上にきれいに現像できている??と思えますよね?でも、ネガをみるとすぐに現像のクオリティがわかります。問題の箇所をクローズアップしてみますよ。
このあたり現像ムラができちゃっております。
フィルムネガの状態でみるともっとよくわかります。
フィルムの端っこが真っ暗ですね。現像液に接触しなかったところでしょう。
おそらくリールに巻き付ける際にフィルム同士が重なってしまったんだと思います。フィルムガイドの溝にきれいに入らなかったんのが原因でしょうか?
ただ全部のコマがこうした現像ムラがあるわけではなく、とてもきれいに現像できているコマもあります。
こちらとか、
これとかですね。
きれいなコマはあるものの、かなり気を使ってフィルム巻き取りをしても、こうした現像ムラが避けられないのは仕方がないのかもしれません。
それでは改めてLAB-BOXのメリットデメリットをまとめますw
- ダークバッグがいらない
- 最初の調節さえしっかりやればフィルム巻き取りの個人のテクニックの差が出ない
- うまくフィルムが巻き取れているかどうか、現像が終了しないとわからない
- 通常の現像タンクを使って上手く現像できた場合のクオリティには及ばない。
- 他のメーカーの現像タンクに比べると、LAB-BOXの現像タンクに必要な現像液や定着液の量が多い。(35mmフィルムの場合)
LAB-BOXの場合ダークバックがいらない、お手軽に現像できるなどのメリットはあるものの、個人で努力しても改善しない現像ムラがある、ということですね。
フィルムの巻き取りは確かに慣れは必要ですが、これは個人の努力で向上できます。
自分の努力とか、準備に気をつけたとしても、結局はLAB-BOXのタンクのご機嫌次第で現像のクオリティが決められてしまう、というのは私にはちょっとこのまま使い続けたいとは思えませんでした。
ただし前にも書いたように、ある程度のクオリティは確保してくれるので、それが許容範囲の方には使い続けられるかなと思いました。
残念ですが、LAB-BOXの現像タンクさんはメルカリ行きかなと思います。ごめんなさい。
パターソンの現像タンクもB&Hから購入して届いたので、従来通りの現像タンクを使っていくことにしました!
参考までに過去2回のレビューはこちらです。