30年前に盛大に期限切れしたILFORD FP4 (モノクロフィルム) を試す
期限切れフィルムが流行っているようですが、自分もだいぶ前に購入してほったらかしておいたやつで試してみました。
消費期限は1991年11月なので、だいたい30年くらい前に作られた中判フィルムですね。自分はまだ中学生のとき。そのときは中判フィルムなんて存在すら知りませんでしたが。
フィルムはILFORD FP4 中の包み紙がポップですね。
撮影に使用したのはPentax 645です。どんな結果になるかもわからないので、AFで軽快に撮れるカメラということで。
早速ですが結果です。現像液はADOXのロジナールを使いました。
何ということでしょう!!
単なる画像加工では出せないような味が出ているではないですか!!
普通に雲を撮ったはずなのにすごいことになっちゃってます。
菜の花の後ボケもなんと描写したらいいのやら。
真ん中のあたりでかつピントもあっているとちゃんとシャープに解像しているのがまた面白いですね。
自分で言うのもなんですが1枚目の東京電力の施設を撮った写真はまるでサラ・ムーンの写真のような雰囲気になっています。
30年前のフィルム。まともに映るかというと、そうとは言えませんがこれは被写体をちゃんと考えて移せばかなりいい感じ雰囲気の写真になりそうです。
工場地帯ちとか、新宿・渋谷の人混みを撮るとハマる気がします。同じILFORDのフィルムがあと2本あるのでまた試してみます。
大歩危かずら橋再訪 同じ場所を訪れると子供の成長がよくわかります
ちょっと前に大歩危(徳島県三好市)にある『かずら橋』に行ってきました。
かずら橋というのは、かずらというツタのような植物ですが、それを使って作られた吊橋です。植物で作られた吊橋なので渡るときにけっこう揺れますw
ここは3年ぶりくらい2度目の訪問でした。(こんな時期なのでコロナ対策に最大限気をつけながらです)息子がまだ1歳のときに、かずら橋とその近くの河原で遊んだのですが、泊まる場所もそのときと同じホテルかずら橋にお世話になってきました。
こちらがホテル名物、ケーブルカーに乗っていける露天風呂で息子を撮った写真。
3年間の成長がよくわかりますw
今回の旅のルートは、高知龍馬空港から、レンタカーを借りて高知県側からです。途中、高知美術館によってランチを食べたあと、妖怪屋敷で有名な「道の駅大歩危」と、その先にあるモンベルストアに立ち寄ってからホテルまでです。
え、妖怪屋敷?
そうです、かずら橋のある徳島県の三好市は、子泣きじじいがの伝承がある場所。その他にも様々な妖怪にまつわる伝説を後世に残すために建てられたのが、この妖怪屋敷。
妖怪屋敷と言っても、お化け屋敷のようではなく、どんな伝説が残されているかの解説と共に、妖怪の人形が展示されています。妖怪屋敷というよりは、妖怪博物館というほうがぴったりかもしれませんね。
ホテルは3年前と同じように季節の品をふんだんに作ったおいしい夕食をいただきました。
コロナが落ち着いてたらもっといろいろな場所に再訪したいですねー。
BACKPACKING United でMSRのハバハバNXを個人輸入
5月末のテント泊に向けて、MSRのハバハバNXがいいかななんて思ってました。
これですね。たいてい山の点というと黄色とか緑だったりするんですが、白と赤のカラーリングがかっこいいです。
、、が。高い!高すぎる!6万から7万くらいします。
ところがGoogle検索すると、毎回のようにBACKPACKING Unitedの広告が表示されます。
しかも4万くらいで買えそう。BACKPACKING Unitedって聞いたこと無いし、このサイトで使った人も少なそうなのでちょっと心配、、。
まぁ人柱だと思って買ってみることにします。
注文したのは4月7日。価格は日本円で40,345でした。
注文確認メールがとどいんたんですが、こんな文言が、、、。
Unfortunately, there is no tracking ID.
え、追跡番号ないの!!
いきなり不安にさせてくれます。
1週間たっても何もそのあとのアップデートが無いのでメールを送ってきました。
そしたらやっと追跡番号を教えてくれました。最初から教えてよね、、。
そしてまぁそこからが長かった、、、。
手元に届いたのはそこから更に10日後くらいで、4月24日。
17日間かかりました。3週間くらいと見積もっておけば良さそうですね。急いでいる人には進められないECサイトです。
そして宅配されるときに関税がかかりましtあ。
7.8%の関税で2500円。手数料が200円と合計2700円。
全部の合計が4万3千円くらいですね。
Amazonで購入すると6万8千円なので、2万5千円ほど安くなりました。
結構な値段の差がでるので、時間に余裕があれば、今後も使い続けていいかななんて思います。
壊れていたときの保証とかがめんどくさくなりそうなので、精密機械とかは辞めておいたほうが良さそうです。
Wiggleでテント泊用のザック、オスプレー イーサー 60L を購入
テント泊用の登山ザックを色々試してみたところ、オスプレー イーサーの60Lがバランスが取れていて一番良さそうでした。
店舗でうっているものはちょっとどれも色がいまいち、、。ブラックかホワイトをベースにしたものが欲しかったのですが。
オンラインで調べてみるとOsprey Aether Plus 60がブラックでかっこいいです。
ところが日本のECサイトだと売ってない! Wiggleでなら売ってたので、今まで買ったことがなかったですが試してみました。
料金は送料込みで 28,000円
4月18日に購入して、手元に届いたのは4月25日 1週間で届きました!予想到着日は5月4日だったので、それよりも1週間ほど早く届くという。このあたりは国際便の発送にかかる時間が読みづらいですね。
ちなみに郵便局の方が届けに来ました。
ところで、バックパックに関税はかからないかと思っていたんですが、かかりましたねw
こちらが税関の公式情報なのですが
https://www.customs.go.jp/tariff/2021_4/data/j_42.htm
バックパックは分類上
4202.92 | 000 | 外面がプラスチックシート製又は紡織用繊維製のもの |
になるようです。基本 10% WTO 8%とのことです。WTO加盟国からの輸入の場合には8%ということでしょうね。
関税の他に、消費税が1600円、関税自体が1200円で合計2800円。これに郵便局の手数料が200円。合わせて3000円を郵便局の方に現金で払いましたが、最近は現金の手持ちが少ないので、こういうときは焦ります。
(Paypayとかでも払えるようにしてほしいところですね。)
結局合計で31,000円。日本国内のECサイトで売っているのと大体同じくらいの金額で、気に入った色のザックが手に入ったので満足です。
ぼくが Nikon F3 を手放す理由
「Nkkon MFフラッグシップ機の決定版」
「20年間愛された名機中の名機」
「F一桁シリーズ最高の完成度」
いずれもF3を紹介するときによく使われる言葉だ。
(Nikon F3の記事なのにNikon FGの写真ですみません。デザイナーは一緒です)
ぼくもそんな言葉に惹かれてF3を購入したものの一人。2016年からフィルムカメラを使い始めたのですが、自分で購入した最初の1台がNikon F3だ。
それ以来ハッセルブラッドやPentax67。いろいろなトイカメラなども使い倒した結果、今回Nikon F3を手放すことに。
手放す理由について書く前に、そもそもF3はそれまでのNikonの一眼レフのどんな課題を解決したのかを振り返ってみる。
Nikon F3で実現したのは絞り優先AEの実現。いまとなっては当たり前すぎるこの機能ですが、F3が開発されていた時代ではまだまだ新しい技術。
すでにニコマートELでは絞り優先AEは実現できていましたが、F一桁機に組み込むには信頼性と耐久性を大幅に向上させる必要があったのが課題に。
この機能を実現させた結果としてファンダー側で測光を行うのではなく、ボディ下部に埋め込まれた受光素子で測光を行う形での開発になった。
ボディ下部に光を届けるために、メインのミラーには無数の小さな穴が空いている。このピンホールを通してメインミラーの後ろに配置してあるサブミラーに光を届け、サブミラーの反射でボディ下部の受光素子に光が届く仕組みになっています。
実際にNikonのメインのミラーをよく見るとピンホールがあるのがわかる。劣化しているわけじゃないですよ。こういう仕組み。
当時としてはプロのハードな利用にも耐えることができる耐久性と最新の技術を両立させるという難しい課題に答えた革新的なF3ですが、今から振り返ってみると結局F3が解決してくれたのは絞り優先AE。
絞り優先AEを搭載したフィルムカメラは今となっては今ならたくさんあるし、本当にF3がぼくのような趣味でフィルムカメラを楽しむ人に必要なのか考えてみたいと思う。(あらかじめ断っておきますとアンチニコンではありません。)
検証1 プロ機のような耐久性は必要か?
正直なところ趣味レベルの私は月に使うフィルムは多くても5本くらいです。1本も使わない月だってあります。そして他にもフィルムカメラがあるためNikon F3で全く取らない月がしばらく続くときもあります。
そうすると年間でも最大6本くらい。シャッター回数にして200回くらいでしょうか。こんな少ないシャッター回数でプロ機のような耐久性は必要ないでしょう。
検証2 F3の高機能を必要とする撮影シーンはあるか?
明るいファインダー、ミラーアップ機能などNikon一桁ならではの様々な安定感のある機能。これも趣味レベルでは必要でしょうか?暗い室内でわざわざフィルムで撮ることは少ないですし、マクロ撮影や、夜景撮影などで重宝するミラーアップ機能も、あえてフィルムで取る機会がほぼないです。
私がフィルムカメラの撮影に求めているのは、デジタルカメラにはないノスタルジックな雰囲気であったり、ちょっと失敗したかな?という写真が味であったりと。それまでフィルムカメラがなんとかして克服しようとしてきた課題に逆に魅力を感じているので、これもあえて高機能なフィルムカメラを必要とはしない理由になります
検証3 絞り優先機能の恩恵がどれだけあるか?
F3が乗り越えた課題絞り優先機能。この機能だけをいうならこれを搭載したカメラはすでにたくさんあります。当然ですね、Nikon F3の発売から長い年月が経過しているわけですから。ですからNikon F3じゃないとだめだと言う理由にはならないかなと思っています。
さて今度は趣味でフィルムカメラを楽しむ上でのF3のデメリットです。
デメリット1 重い
重いです。とにかく重い。子供の写真を取るのがメインの私にするとこの重さはデメリットになってしまいます。これだけ重いなら中判カメラ
でも持ち出すか?という気持ちにもなりますし、もっと気軽に取りたいなら、軽いフィルム一眼レフを選びたくなります。
デメリット2 電子式
F3の致命的といえそうなデメリットだと思っているのですが、電池が切れてしまうと、シャッターが切れません。緊急用に1/60の機械式シャッターがありますが、露出計を別に持っていない限り使うのは厳しいでしょう。
色々と書いてしまいましたが、結局は今の所の私の撮影スタイルに合わない、というのがNikon F3を手放す理由です。
もちろんF3の利用する上でのフィーリングについてはさすがと思えるポイントがたくさんあります。フィルム巻き上げの滑らかさ、シャッター音、ずっしりとした質感。どれをとってもフラッグシップ機で撮影しているという実感を感じさせてくれます。
こうした撮影という行為そのものに魅力を感じる場合はF3はおすすめだと思いますし、何より外見がかっこいいですね。
しかし写真という結果に対して趣味レベルでアプローチする場合は、必ずしもF3はベストという選択肢にはならないのではないかと思っています。
Nikon F3を手放すという決断をしましたが、フィルムカメラの楽しさを教えてくれたのはF3だったと思っています。次のオーナーのもとでも、素晴らしい写真を沢山残してくれればと願っています。
隠れた桜の名所 清美山公園 Nikon FM2
なぜか今年の桜はあっという間だった気がしますね。
いつもより開花が早かったせいなのか、それともずっと続く在宅勤務で同じような毎日がつづいて日々が過ぎ去るのが早く感じているだけなのか。
桜を撮りに行くという強い気持ちにもならなかったんですが、なんとか重い腰をあげて撮ってきました。
善福寺川沿いの和田堀公園の一角にある清美山グラウンドの周りには、じつは桜がたくさん植えられています。
撮影に使ったのは去年購入してほとんど使っていなかったNikon FM2。もっと早く使ってあげればよかった。部屋の断捨離にあわせてカメラの機材の整理をするために、改めて手持ちのカメラの写りを確認しているところです。
F3,FM2,FA,FG
ここからなんとか2台に絞り込んでいく予定なのです。
フルマニュアルで電池がきれても、全動作が問題なく動くという意味でFM2は残すことは決定です。F3も完成された美しさがあるので手元に残しておきたいんですが、フルマニュアルでもないし、かといってAFの一眼レフに比べれば機能的には当然劣るので、残念ながら手放すことになりそうです。
それでは、FM2で美した結果です。
いやもう普通にフィルムカメラらしく写りますね。
フィルムカメラ入門機のFM2なので当然なんですが。
改めてFM2を手元に残すことに決定です。
幼稚園の春休みに大宮の鉄道博物館へ
久しぶりに大宮の鉄道博物館へ行ってきました。土日は激混みなので息子の幼稚園の春休みを使って平日に。
コロナの影響でいろいろなものが展示中止されていたり、プラレールで遊べるキッズゾーンが利用中止になっていたりしましたが、相変わらずの高いクオリティです。
今回会場について気付いたんですが、ミニ電車とかの抽選が全てアプリ化されていました。さっそくミニ電車の抽選に申し込んだところあっけなく落選。
私と妻の両方のアプリで試したんですが、どっちもダメでした。
しかたなく、ミニ電車の敷地内にある、動かない電車の運転手に息子を乗せてみると、、。
むちゃくちゃつまんなそうです!当たり前ですが!
再度抽選に申し込めるというメッセージがでるものの、なぜか私のiphoneアプリは何度試しても、もう一度抽選可能になることはありませんでした。
妻のAndroidは途中で再抽選可能になって、三度めの挑戦でやっとあたり!
やっとですよ。
息子も笑顔になってよかったw